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河川分野

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河道計画

現状で治水の安全度が保てない河川で、川幅を広げるなどして、治水の安全度を確保するために計画を立てます。現在の河川法では、地元住民の意見を聞きながら、河川環境の保全もすることになっています。そのため、河道計画を立てる際には多自然川づくりにより、河川環境の保全を検討します。
改修後の環境変化の予測が難しい場合は、流れの2次元シミュレーション(場合によって3次元)などで流れの変化や土砂の堆積・侵食を予測しながら計画を立てます。

■河道計画により河川改修をした例(道東の中小河川)

図1.改修前
図2.改修直後
図3.改修後(2年後)

事業評価(費用便益分析)

河川改修などの公共事業にかかる費用(Benefit)と、その効果(Cost)の比(費用対効果:B/C)をとって、その公共事業の必要性を計算します(1以上であれば必要とみなされます)。河川改修だけでなく、環境の価値をお金に換算する方法(例えばCVM)を用いて、自然再生事業の必要性なども計算します。

河畔林の樹木管理計画

河川に繁茂する河畔林は、生態系にとっては貴重な生息場となりえますが、あまりに繁茂しすぎると、洪水時の河川水が流れにくくなり、治水の安全度を下げてしまいます。そこで、河畔林をどの程度伐採すればよいかを不等流計算により評価して、生態系に配慮しながら計画を立てます。
その際、ヤナギなどの樹木を一斉に伐採してしまうと、伐ったところから再び枝を伸ばし(萌芽)、伐採する前よりも治水の安全度が下がる場合もあります。そのため、伐採方法もこのようなことが起こらないよう検討します。

図4.伐採前
図5.伐採直後
図6.伐採後(2年後)

樋門・排水工等河川構造物設計

樋門は、堤防を横断する構造物で、堤防の機能を有する重要な構造物です。設計においては、堤防としての機能を確保すべく安全な構造物とするとともに、沈下対策も重要となります。また、将来にわたって考えられる最大級の地震(L2)が発生しても機能を保持するため耐震性能照査を行い、大規模災害の発生に備えます。

河川構造物長寿命化計画

これまでに建設された排水機場、大規模樋門等において、今後の維持補修計画を策定し、施設の長寿命化を図ります。長寿命化計画では、施設の状況に応じた維持補修サイクルの検討や点検計画を策定し、少ないコストでの長寿命化やコストの平準化を図ります。

河川構造物維持・補修設計

高度成長期に建設された多くの社会資本は今後更新期を迎えます。河川構造物も同様に竣工後数十年を経過したものも多く存在します。一部の構造物は、経年変化等により変状を来しているものもあり、補修・改築の必要があります。設計に先立ち現地の調査を行い、劣化の程度を判定するとともに、変状の原因を推定し再度同様の状況とならないよう検討します。また、劣化の程度に応じライフサイクルコストを考慮した補修を計画し、コスト縮減にも配慮します。

水利権申請図書作成

かんがい用水、養魚用水および環境用水等、水利使用より取水を行うためには、水利権申請が必要となります。また、水利権には期限があるため更新の必要もあります。申請には使用水量の根拠や河川流量と取水量の関係、公益上の支障の有無等を明確にし申請書類を作成するほか関係機関との協議を行う必要があります。当社では、水利権の新規申請や更新申請を数多く行っており、申請図書作成のノウハウを持つとともに、取水施設の設計も行います。

【水利権申請実績】
養魚用水・・・猪滑川、湧別川、常呂川、仁井常呂川、幌内川、興部川、忠類川
かんがい用水・・・ウクル川、沼田奔別川、チマイベツ川
環境用水・・・精進川、望月寒川

河川改修後の維持管理

1.河川管理施設の点検(巡視支援業務による発注者支援)

河川管理施設及び河川保全区域について、河川巡視により河川の異常及び違法行為等の状況を把握し、記録・報告するとともに、「河川の災害発生の防止、河川の適正な利用、流水の正常な機能の維持及び河川環境の整備と保全を図る発注者の支援を行います。

2.河川改修後の河畔林の維持管理

河川改修後に自生する河畔林の維持管理について、治水安全度の確保と河畔林を適正に維持する新たな手法として、支障となる伐採木を流域内でバイオマス資源化し利活用する河川維持管理を提案します。