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猿間川の「木流し工」効果

2015年2月25日 主要実績 河川分野

治水安全度向上を図るため直線的に改修された河川では、川幅が拡がり一方向に単調な流れ、 また水深に変化が少ない平瀬化が進む傾向にあります。このような環境下では、 水際の植物や河岸のえぐれなどの「カバー」が生物の生息環境としては重要と考えられます。

しかしながら、水際植生の早期回復は困難な場合もあり、また低水路の護岸等により河岸の固定化が挙げられます。

そこで人為的なカバーとして「木流し工」を3箇所設置し、魚類の生息・利用数を確認しました。 結果は、設置した場所、設置しない場所の比較から、設置したことで生息・利用数(確認尾数)が 増加していることが確められました(同面積で調査)。

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